SNSでキラキラしたフリーランスの投稿を見て、
「会社員なんてオワコン」
「自由な働き方こそ正義」
と信じて独立したフリーランスも多いはず。
かつての私もそうでした。
ですがスキルも人脈もない凡人の私に待っていたのは、自由ではなく「貧困」と「孤独」。
月収30万円から、わずか1ヶ月で月収3万円へ。
明日の食費に怯える生活保護レベルの生活へ転落した元公務員の私が、フリーランスのリアルな末路を包み隠さずお話しします。
月収30万円から3万円へ。私が味わった底辺の味
私の経歴は、典型的な「社会不適合者」の逃亡劇です。
専門学校を卒業した後、地元で公務員として働いていましたが、前例踏襲の仕事に耐えられず26歳で退職。
次に選んだIT企業も、満員電車と組織の論理に馴染めず、わずか1年で退職しました。
「僕には会社員は無理だ。フリーランスこそが自分の生きる道。」
そう信じてライターとして独立した直後、人生最大の「ビギナーズラック」が訪れます。
たまたま案件が重なり、初月の売上がいきなり30万円を突破したのです。
「なんだ、意外と稼げるじゃないか。」
「俺はこっちの道が正解だ。」
と完全に天狗になっていました。
しかしその優越感は、わずか数ヶ月で砕け散ります。
クライアントのひと言で収入90%減
ある日チャットワークに、メインのクライアントから1通のチャットが届きました。
記事制作を内製化することにしました。来月からのご依頼は停止させてください。
ちょうど1ヶ月前に、こちらのクライアントから「弊社にもっとリソースを割けますか?」「納品ペースをもっと増やせますか?」と依頼があり、取引先を減らしていた最中でした。
翌月、銀行に入金された金額は「30,000円」。
桁が一つ足りないのではない。本当にこれだけなのです。
心許ない貯金を切り崩し、夜のスーパーで半額シールが貼られた弁当を探す日々。
「社会不適合者」の烙印を押されたような惨めさと、底冷えするような恐怖。それが私が味わったフリーランスの末路の味でした。
「自由」という言葉に騙された3つの地獄
「フリーランス=自由」という甘い言葉に騙されてはいけない。
高いスキルと安定収入がないフリーランスにとって、自由と地獄は表裏一体です。
実際に私が体験したフリーランスとして味わった地獄を3つ紹介します。
地獄1. 時給換算500円のデジタル日雇い労働
月収3万円に転落する直前、メインのクライアントからの要望で案件を減らしていました。
そのメインのクライアントの報酬単価は1文字4円。
他のクライアントと比較すると2〜4倍ほど高い水準です。
しかしリサーチや修正にかかる時間を含めて時給を計算してみると、衝撃の数字が出ました。
「時給500円」
最低賃金を大幅に割り込む金額で、朝から晩までPCにかじりつく。
もはや仕事ではなく、デジタル日雇い労働でした。
地獄2. 社会的信用ゼロ。カードの審査も通らない
公務員や会社員の頃は、クレジットカード(ゴールドカード)の審査など一瞬で通りました。
しかし底辺フリーランスになって、この立場がどれほど貧弱なのかを初めて思い知ります。
フリーランスになった途端、楽天カードの審査にすら落ちました。
引っ越そうにも、賃貸の入居審査で「個人事業主? 収入証明は?」と渋い顔をされ、保証人を立てなければ門前払い。
まるで社会のレールから外れた異物のような扱いを受けます。
「お金さえ稼げれば関係ない」と思っていましたが、稼げなくなった瞬間に、住む場所さえ借りられない現実が待っています。
地獄3. 孤独と不安でメンタル悪化
収入の不安定さは、確実に精神を蝕みます。
会社に行かなくていい、嫌な上司もいない。最初はそれが天国だと思っていました。
しかし仕事がなくなると、誰とも会話せず一日中部屋でパソコンに向かい続けることになります。
「来月は飯が食えるのか?」
「このまま一生、孤独で貧乏なのか?」
夜になると不安が津波のように押し寄せ、眠れなくなりました。
結果、昼夜逆転の生活になり、社会との接点がさらに消えていく悪循環。
「自由」を求めて独立したはずが、いつの間にか「将来への不安」という見えない鎖に、がんじがらめに縛り付けられていたのです。
スキルなきフリーランスの生存戦略は「再就職」一択
もしあなたが今、私が味わったような「地獄」の淵にいるなら、生き延びる方法は一つしかありません。
会社員に戻ることです。
「せっかく独立したのに、会社員に戻るのは逃げだ」と思うかもしれませんね。私もそうでした。
しかし断言します。
フリーランスから正社員に転職するのは「逃げ」ではなく、人生を立て直すための「生存戦略」です。
月給3万円から1ヶ月でV字回復
私はプライドをかなぐり捨てて転職活動を行った結果、あるベンチャー企業の社長から「君、面白いね」と拾われました。
転職後の初任給は手取り20万円。
フリーランスとして調子に乗っていた時期の最高月収より10万円以上下がりました。
それでも、そのベンチャー企業で働き始めてすぐに「固定給は精神安定剤」と実感したのです。
組織とは、自由を奪う檻ではない。
ときに「個人を経済的な死から守るための鎧」になります。
その鎧を着て、生活の不安を消してからでなければ、本当の意味での「良い仕事」などできるはずがないのです。
フリーランスの経験はベンチャー企業に売れる
「でも、フリーランス崩れなんて雇ってもらえないだろう」と感じるかもしれません。
確かにガチガチの大手企業では、協調性がないと敬遠されがちです。
ですが、私が身を置くベンチャー企業においては、元・個人事業主の経験は最強の武器になりました。
その具体的な武器は次の3点です。
- 指示待ち人間ではないと証明できる
ベンチャー企業では「自走力」こそが、喉から手が出るほど欲しい資質。会社員の多くは、上司から指示が来るまで動かない「待ち」の姿勢が染み付いています。 - 1円の重みを知っている
多くの会社員は、経費を「会社のお金」としか思っていません。しかしフリーランスは、経営者視点・コスト意識を持っています。 - 「全部自分でやる」マルチタスク能力
人手不足のベンチャーには分業制などありません。クライアントの売上にマルチに貢献してきたフリーランスは、専門スキル以上に即戦力として評価されます。
プライドを捨てれば自由への土台は固まる
現在、私はベンチャー企業のWebマーケターとして、手取り30万円ほど頂いています。
生活の基盤が整ったことで精神的な余裕が生まれ、逆に個人のInstagramでの発信やメディア運営を心から楽しめるようになりました。
皮肉なことに、会社員に戻ったほうが、人生の自由度は上がったのです。
もしあなたが今、ジリ貧のままフリーランスにしがみついているなら、最後にこれだけは言わせてください。
「死ぬこと以外かすり傷」と言いますが、経済的な死は、精神を殺します。
お金がない毎日は、人の尊厳を削り取っていきます。 「元・個人事業主」というちっぽけなプライドは捨てるべきです。
まずは生き延びることを優先しましょう。
フリーランスから会社員への転職・再就職は、敗北ではありません。人生を長く戦い抜くための、賢明な生存戦略です。
今すぐ転職エージェントに登録して、職務経歴書を書き始めてください。
フリーランスの失敗談を「武器」と評価してくれる場所は必ずあります。






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