転職を考えたとき、
自分には、他の会社に誇れるスキルや実績なんてない・・・
と感じてしまい、「転職できない…」といった消極的な気持ちが強くなりますよね。
ですが正直にお伝えします。その「スキルや実績がないから転職できない」はただの思い込みです。僕も以前、この思い込みの”罠”にハマっていました。その結果、8年もの長期間で一度も転職活動に踏み切ることができませんでした。
『転職』を正しく理解し、情報を令和バージョンに更新することで、誇れる実績やスキルがなくても十分に年収アップ・キャリアアップが実現できます。
そこで本記事では、今と昔の転職の違い・弱みを強みに変えた転職事例をそれぞれご紹介します。
自分の弱みは、誰かの「強み」になる
この言葉を頭の片隅に置きながら、ぜひ本記事を最後まで読み進めてみてください。
きっと今より「将来の選択肢」が増えるはずですよ!
令和の今、誰でにも転職のチャンスがあるワケ
人材不足が加速し、政府が転職を後押しする現代。今は昭和や平成の頃と比べると「転職情報」に誰でも簡単にアクセスできる時代です。
- 昭和・平成(昔)
国「終身雇用を推し進めます!」の意向。その影響で転職=非常識な世の中。よって出回る求人が少なく採用情報も”人づて”が当然。 - 令和(今)
国「終身雇用もうムリ…転職しやすい世の中にします!」と制度見直し(*1)。求人情報が広く公開され、企業側の採用熱が急騰。
(*1)参考
①経済産業省:令和4年度補正予算【リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業】
②厚生労働省:失業等給付を受給される皆さまへ|「給付制限期間」が2か月に短縮されます
日本にある約400万社もの企業が「会社の課題を解決してくれる人材」を求め始めたことから、令和になって転職事例が一気に多様化しました。
この「多様化」こそ、実績や専門スキル(強み)がなくても転職できる最大要因です。
次の項目では、具体的な転職事例を取り上げつつ「転職の本当の強み」について深堀りしていきますね。
【転職例①】製造業を転々としていた30代が年収1,000万円超え
以下の書籍の著者であり、「自称:ジョブホッパー」の安斎響市さんは、『製造業を3社渡り歩いた』を強みにして外資系IT企業に転職し、30代で年収1,000万円超えを果たしました。
この本の著者はこれまでに4度の転職を経験。転職回数が多いと「職を転々としていた」と企業サイドに思われることから、通常であればこの内容は”弱み”になるはずです。
しかし、日本のメーカー企業をクライアントに抱える外資系IT企業からは、
クライアントの要望や悩みを深く理解できる人材
このように映ったのです。転職回数をメリットに感じる会社は10社中1社あるかどうかでしょう。おそらく著者の経歴を聞いた多くの企業は、
この人は転職回数が多いから、うちの会社に入職してもすぐ辞めそうだな。
と、ネガティブな”弱み”として映ります。しかし一部の企業からは、
この人は弊社の悩みをダイレクトに解決してくれる人材だ。ぜひ…是非うちに欲しい!!
このような「強烈なニーズマッチ」が生まれたのです。
求人が世の中に広く公開されている現代だからこそ、特異的なニーズを持つ企業と巡り合える機会が増えています。
あなたが弱みに思っていることも、企業からは強みに映る可能性が十分にありますよ。
【転職例②】一般職の地方公務員がコンサルタントにキャリアアップ
以下の記事で紹介している元地方公務員の人は、転職でインフラ系のコンサルタントに転身しました。
公務員といえば”総合職”の代名詞。僕も地方公務員として8年間働いていたので、『専門性の無さ』で何度も悩みました…
ですが「地方公務員」という経歴は、公共事業を活性化させていきたいコンサルティング企業にとってかなり魅力的な”強み”に映りました。
- 行政の取り組みや公共事業の仕組みに知見がある
- 行政側の課題・ニーズを深く理解できる
このような強みを知り、「この人は売上に貢献できる」と判断したコンサル企業は彼を採用。
dodaの職種別平均年収ランキングによれば、コンサル職はNo.1の年収を誇ります。なので公務員から大幅にキャリアアップできた事例といえますね。
もしもあなたが面接官で、転職希望者から「地方公務員として働いていた」と言われたらどうでしょう。きっと”強み”も”弱み”も感じませんよね。
人によっては平凡だと思われたり、
公務員としてずっと働いていたら、利益主義の民間企業ではついていけないのでは?
といった”弱み”として受け取られるかもしれません。ですが「この人は売上に貢献できる」と判断する会社もある事実。
このように、民間企業で働いた経験がない人でもキャリアアップできる時代。もうハッキリ言っちゃいますね…
“強みがない人”なんて一人もいません!!
まとめ|強みと弱みは「表裏一体」
冒頭でもお伝えしましたが、日本には約400万社もの企業が存在しています。企業の数だけ深い悩み・深刻な課題を抱えています。
本記事でお伝えした「転職回数が多い」「地方公務員」という”当人の弱み”はそれぞれ、
日本の製造業界をITで貢献したい!だけどクライアントの具体的な悩みや課題がわからない…
今どき非効率でイケてない行政・自治体にコンサルでテコ入れするぞ!誰かこの情勢に詳しい人材おらん?
このような悩みを抱える外資系企業・コンサルティングファームにとっては「強み」に映りました。
多種多様な求人に誰でもアクセスできる現代。特異的・個性的な転職事例もどんどん増えています。
今、転職や仕事のことで悩んでいるあなた。その悩みの根源、すなわち「自分の弱み」を、まずは冷静に、じっくり考えてみませんか?
その弱みは、ぜったいに『強み』に昇華できます。一度プロデューサーになったつもりで、
「自分が入社したら喜ばれる企業」ってどこだろう?
と転職サイトを眺めながら考えてみると、今の悩みが全て吹き飛ぶような転職先・キャリアプランが見つかるかもしれません。
転職は今すぐじゃなくてOK。求人チェックだけ今のうちに取り組めば、
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