このようなお悩みを抱えている人に向けて、公務員の転職事例と、その転職の裏話をご紹介します。
こんにちは、あつしです!
20代後半のときに地方公務員(消防職)からIT企業に転職をしました。
この記事では、僕の周囲のさまざまな公務員の転職事例と、そのリアルな裏事情をご紹介します。
仕事で悩んでいる方の”選択肢”が少しでも増えたら嬉しいです…!
公務員の仕事は地域・住民に貢献できたり、収入が安定している面でかなり魅力的ですよね。
ですが、
- 自分と合わない業務や働き方にガマンし続けなければいけなかったり、
- 定年まで同じ職場・同じ人間関係を強いられたりと、
公務員のメリットだったはずの”安定”が、一気にデメリットに変わってしまう可能性があります…
そんな中、他職種の公務員への転職を考える人は、僕の身の周りにも本当に多くいました。
そこで今回は、実際に公務員から公務員への転職事例を4つご紹介し、
- どんな人がどの職種に転職をしたのか?
- どのようにして転職活動をしたのか?
これらの内容を徹底解説していきます。
この記事が転職を考えている公務員の方の「仕事の選択肢」が少しでも増えたら幸いです。
公務員から公務員への転職事例4選
この項目では、僕の周囲の「公務員から他職種の公務員への転職例」を4つご紹介します。
事例①市役所→市役所
1つ目の転職事例は、市役所から市役所への転職です。
これは僕の学生時代の後輩の例ですが、地元の市役所から同県の市役所に転職をしました。
転職のきっかけは「結婚」です。
結婚を機に、自分の地元からパートナーの故郷(転職先の地域)に引っ越すことを考えており、そこで市役所の職員になるために入職試験を受けて、合格して転職しました。
(※ちなみにこの人の父は”地元の市議会議員”を務めていて、見えない力があったとかなかったとか…)
事例②消防士→村役場
2つ目の転職事例は、消防士から村役場への転職です。
これは僕の先輩の事例で、地元の消防署から隣町の村役場に転職をしました。
転職をした主な理由は「希望する部署で働けなかったから」です。
先輩は「予防課(消防事務)」配属先に希望していましたが、その望みがずっと叶わない状態が続いたため、転職を決意したそうです。
消防士として働きながら、休日に公務員試験の勉強を約1年間取り組み、採用年齢ギリギリの30歳直前で採用試験に合格しました。
ちなみに、転職先の自治体との強いつながり(コネ)は全く無かったそうです…!
事例③警察官→学校事務
3つ目の転職事例は、警察官から学校事務です。
これは僕の友人の奥さんの事例で、県警から同県中学校の事務職に転職をしました。
転職した理由は「警察官の業務内容が合わなかったから」だそうです。
ちなみにこの方も、警察官として働きながら試験勉強に取り組み、見事転職を成功させました…!
事例④自衛官→消防士
4つ目の転職事例は、自衛官から消防士です。
これは僕の友人の例ですが、自衛官から地元の消防局に転職をしました。
自衛官として働きながら地元消防局の採用試験に応募して、2度目の挑戦で内定を獲得したそうです。
公務員として在籍しながら採用試験を受けることで、「安定」を保ったまま転職に挑戦できるのはメリットですね…!
公務員から公務員に転職した人の共通点
- 「今の職場でずっと働かなくてはいけない」という思い込みを捨てる
- 「自己分析の結果」「環境の変化」に対して柔軟に行動する
- 現職を続けたまま転職準備をする
- コネや人脈があれば遠慮なく使う
僕の周りの「公務員から公務員に転職した人」の共通点には上記のものがありました。
公務員として働いていると、
定年までこの職場で働き続けなければいけない…
といった思い込みが生まれてしまうのは、仕方がないことです。
しかし世の中には、別の公務員に転職した人や、民間企業に転職して活躍してる人も大勢います。
実際に僕がIT企業に転職した際、同じタイミングで入社した同期の中に公務員出身の人がなんと3名もいました。僕を含めて全員、民間企業で働いた経験が一切ない人たちです。
「公務員も”転職”という選択肢は十分ある」
このように考えただけでも、今の職場のストレスがかなり軽減されますよね。
今から少しずつでいいので、
- 安定を保った状態で、次の職場に移る準備をする
- ムダな飲み会や勉強会を思い切って欠席し、自分の将来に繋がる時間を増やす
このような行動をとっていくと、将来の仕事の選択肢が少しづつ増えていくはずですよ。
転職診断|公務員向きor民間企業向き
- 実際のところ、自分が公務員に向いているのかわからなくなってる…
- 民間企業に転職できるんだったら考えるかも…
このようなお悩みを抱えている人に向けて、僕が実際に公務員と民間企業の両方で働いた経験をもとに、
- 公務員がより向いている
- 民間企業がより向いている
自分のタイプが把握できる診断表を作成しました。
公務員から転職を考えている人が、将来の仕事選びの参考としてご活用いただけたら嬉しいです。
公務員に向いている人・民間企業に向いている人診断表
評価項目 | 公務員に向いている | 民間企業に向いている |
---|---|---|
安定志向 | 非常に高い (長期の雇用安定を求める) | あまり重視しない (キャリアの多様性や変化を楽しむ) |
収入面 | 安定した収入を優先 | 高収入を追求し、成果に応じた報酬を望む |
ワークライフバランス | 定時退社を重視、プライベートの時間が重要 | フレキシブルな働き方を好み、時には長時間労働も厭わない |
キャリアプラン | ゆっくりとしたキャリアアップを望む | 急速なキャリア成長を求める |
働き方の自由度 | 規則に基づいた業務を好む | 自由な発想とアプローチで仕事を進めたい |
貢献 | 社会的な責任と貢献を重視 | 市場の需要に応えることでの貢献を重視 |
リスクの考え方 | リスクを避け、安全な選択を好む | リスクを取り、挑戦することに興味がある |
業務の多様性 | 特定の分野や業務に専念することを好む | 様々なプロジェクトや新しい挑戦に興味がある |
個人の実力発揮 | チームでの成果を重視 | 個人の成果と実力を重視 |
組織文化 | 伝統的な組織文化に適応できる | 革新的で柔軟な組織文化を好む |
診断表の使い方
- 各項目を読んで「どちらかといえばこっちだな…」と、自分に近い方にチェックします。
- 「公務員に向いている」に多くのチェックが入った場合、あなたの考え方・価値観・キャリアプランが公務員に向いている可能性が高いです。
- 「民間企業に向いている」に多くのチェックが入った場合、あなたの考え方・価値観・キャリアプランが民間企業に向いている可能性が高いです。
この診断表は、転職を考えている公務員の「仕事で求めているもの」の思考整理につながります。
診断結果をじっくりと考えることで、
- 転職で叶えたいことが明確になったり、
- 将来のキャリアプランが浮き彫りになる。
このようなメリットがあります…!
診断してもよくわからなかった方は、以下の記事をご覧いただけたら『仕事選びのヒント』が見つかるかもしれません。
「働きながら転職活動」は仕事選びの成攻法
実際に転職することにはリスクがありますが、転職活動をするだけならノーリスクです。
なぜなら今の職場を辞めなければ、何度でも自分が望む道に挑戦できるからです。
RPGゲームに例えるなら、ボス戦の直前にセーブをして、勝つまで何度でも挑み続けるようイメージです。
さらにそのボスを倒した後(転職先の内定が出た後)に、
少しでも偽物のボスの可能性(ブラック企業や社風が合わない可能性)
こんな心配事が生まれたら、直ちにセーブポイントに戻って無かったことにできてしまいます。
- 何度でも、自分が希望する道に挑戦できる
- 内定が出た後も、それに合意するまでは条件の擦り合わせ・内定辞退ができる
これが”転職活動”の最大のメリットなのです…!
僕も公務員の頃はIT企業に転職したくて、働きながら毎日転職活動をしていました。
その転職活動で実際に応募した企業は50社以上。
書類選考・面接試験で”お見送り”が続きましたが、転職を諦めなかったことで1社から内定をもらうことができました…!
この転職活動のメリットを最大限活かすためにも、『自分が進みたい道』がある人はぜひ転職活動に挑戦してみてください。
時間がなくて毎日大変になるかもしれませんが、それに見合う”価値”が十分あると、僕は強く思います。
公務員から公務員への転職まとめ
この記事では、公務員から公務員への転職事例を4つご紹介しました。
僕の周りだけ見ても、本当にさまざまな転職パターンがありました。
本記事に紹介した事例以外にも、きっと多くの転職事例が存在していそうですね…!
さまざまな人の転職例を知ることで、自分に向いている職場がきっと見つかるはずですよ!