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新卒3年目だけど部署ナンバー2で仕事ができる先輩の特徴。

田舎の地方公務員から都内のIT系メガベンチャー企業に転職したことで、仕事の取り組み方から関わる人達まで180度、いや540度変化しました…。

公務員の常識=IT企業の非常識。転職後は毎日が発見だらけで「転職ビフォーアフター」には枚挙にいとまがありません。

その中で仕事の「気づき」や「学び」があれば、転職コラムカテゴリーで少しずつ取り上げていこうと思います。

今回は僕の転職先の上司(Mさん:仮名)の話です。新卒3年目でなんと配属先の部署ナンバー2。入社時から「仕事ができる!」と従業員1,000人にウワサされたMさんの『仕事術』を本記事では3つご紹介します。

Mさんプロフィール要約
  • 新卒3年目で部署ナンバー2の20代(ナンバー1は40代)
  • 職種はエンジニア(主にWebでフロント〜サーバー側〜インフラまで担当)
  • お酒好きでちょっとだけパリピ
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仕事術①朝はセブンコーヒー・昼はマック

Mさんには特徴的なルーティンがあります。それは突発的なタスクがない限り、

  • 毎日セブンのアイスカフェラテを片手に出社
  • 昼は決まってマック(だいたいフィレオフィッシュ)

このような勤務スタイルを持っていることです。
(※ここまで詳しい理由は席が隣だからで、ストーカーをしているわけではありませんよ。笑)

ある日Mさんにルーティンについて尋ねたところ、

「仕事で楽をしようとしたらこうなった」

と言っていました。

新卒で入社した時から頭脳明晰で仕事がデキたMさん。”年々”どこか”1日ごと”に仕事が増えていったらしく、できるだけムダを削ぎ落とした結果このルーティンができあがったとのこと。

削ぎ落とす”ムダ”の基準は『判断』らしいです。「プライベートの判断回数が減ったら脳みそが疲れない。だから仕事が楽になる。」と言っていました。

あのスティーブ・ジョブズも「判断回数を減らしたいから毎日同じ服を着る」みたいなことを言っていた気がするので、仕事ができる人の共通点が浮き彫りになった瞬間でした。

ちなみにMさんは毎日違う服を着てます。笑
アクセサリーなど身につけている物も超おしゃれで、ファッションを楽しんでいる人だと感じてます。

仕事術②伝え方がアサーション

最初にMさんと仕事をしたときは、「伝え方がめちゃくちゃ丁寧」なという印象を受けました。

具体的には”アサーション”というコミュニケーション方法をとっていて、簡単にご説明すると

  • You(あなたは〜)とは言わずに
  • I(私は〜)を使う

このような「相手の気持ちを尊重しつつ、自分の思いを伝える話し方」を常にしています。

たとえばMさんが仕事を他の人に振る時には、

「これやってくれたら嬉しいんだけど、〇〇さん今タスク空いてる?」

と、相手の仕事量に配慮つつ、自分の気持ちや感情もサラッと付け加えてお願いしています。

かなり些細なことに感じるかもしれませんが、言われた側からするとかなり強力です。「Mさんが喜ぶならやるか。」って気持ちに自然となっちゃいます。下手したら自分が仕事を抱えていたとしても引き受けてしまうくらい。

優しくて誰からも信頼されているMさんだから、という”Mさんバイアス”もあるかもしれません。ですが、もし仮に僕が前職の働かないおじさん(50歳のク◯上司)から

「あつし君。この仕事お願いできないか?手伝ってくれるとかなり助かるんだ。

って言われたら素直に引き受けちゃいます。ただ「これやって〜」と言われるより、個人的にかなり”後味”が違います。

反対に、「あつし君は事務作業が早いから、この仕事やってくれ。」といった”You”(あなたは…)から始まる非アサーションで仕事を振られたら、嫌々・渋々仕事をすると思います。

会話が「You(あなたは〜)」から始まるのか、「I(私は〜)」から始まるのかで印象が大きく変わりますね。

Mさんの伝え方が自然とできるように、僕も精進中です。

仕事術③仕事をお願いするときは「目的」を伝え、「やり方」は縛らない。

Mさんの仕事の振り方でもう1つ神ポイントがあります。それは仕事の「目的」を正確に伝えて、「やり方」は制限しないことです。

たとえばMさんが他の人に仕事を振る時には、

  • 〇〇の仕事をお願いしたいです。
  • この作業の目的は△△を解消したいから。
  • 具体的な作業の進め方は、〜〜な感じで進めたらいいかなって思います。
  • 他に別の良いやり方を発見したらそのやり方でもOK。行き詰まったら相談してね。

といった内容を丁寧に伝えています。簡単なタスクを振る時はもっとカジュアルですが、数時間〜数日単位の仕事を振る際は上記のような伝え方をしています。

「仕事の目的を伝える」「やり方は縛らない」といったMさんの依頼法には、次のようなメリットがあると感じています。

  • 部下が自分の頭で仕事をするクセが身につく
  • 事前に目的を共有できているので、部下オリジナルで仕事をしても大失敗に至らない
  • 最低限の仕事の進め方(参考)があるのでタスクの期限に間に合いやすい
  • 修正・やり直しの回数も減るので、仕事のストレスもコミュニケーションコストも大幅ダウン

デメリットは「最初のコミュニケーションに時間がかかる」の1つだけ。

仕事を振る時、意識して頼み事をしないと説明不足になりがちですよね。時間に追われて説明が雑になったり、仕事のゴールを明確にしなかったせいで後々痛い思いをすることがよくあります。

その点、Mさんは「これは重要だ」と思った仕事は全て目的を共有し、さらに仕事の自由度(裁量権)も部下に与えています。

部下の成長を取りこぼさず、納期・期限にも間に合わせる。Mさんの仕事の振り方は、まさにデキる上司の神技だと感じました。


公務員からIT企業に転職してからは、今までの常識が覆っては再構築されるようなシーンが何度もありました。

これからも仕事で「気づき」や「学び」があれば、当ブログでお伝えしたいと思います。

それではまた次の記事で。

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