このようなお悩みを持つ人に向けて、未経験でも狙えるホワイト企業が多い業界を5つ紹介します。
実際に転職を経験してわかったことは、働き方や年収(給与水準)は『業界』でほぼ決まるということ。
ITやAI技術が進歩すれば多くのIT企業が成長するように、政府が「もっと転職しやすい国にします!」といえば人材業界に大量のお金が流れ込むように、「業界」単位で大きな波が生まれるのが資本主義社会。
その影響から、
- 給料が上がりやすい/上がりにくい
- 仕事が少なくて楽/仕事が多すぎる
- 長期休暇が取れる/連続2日しか休めない
このような「差」が業界ごとに生まれてくるのです…
そこで今回は、ホワイト企業が圧倒的に多い業界を5つ紹介し、その特徴や共通点を解説します。
山のような求人の中からホワイト企業をピンポイントで狙うよりも、「ホワイト企業が多い業界」に絞って求人を探す考え方のほうが、転職の成功率は格段に高まります。
本記事でホワイト企業の特徴を知り、あなたが望む転職を実現させましょう!
ホワイト企業が多い業界5選|未経験でも狙える
さっそく結論からお伝えします。未経験でも狙える穴場のホワイト業界は次の5つです。
それぞれ詳しく解説していきますね。
ホワイト企業が多い業界
①医薬品・医療機器業界
医薬品・医療用機器業界は商品自体の利益率がかなり高く、今後の日本では需要が高くなっていくので未経験者でも高収入を目指せるホワイト企業が多い業界です。
代表的な企業は「大塚製薬」や「アステラス製薬」です。これらの企業は独自の高い技術が必要になるため、他業界の大企業も容易に参入することができません。
景気にも左右されないので、安定しているホワイト業界といえます。
医薬品・医療機器業界の代表的な企業は以下のとおりです。これらの会社は年収1,000万円も狙える超優良企業なので脳に焼き付けておきましょう。
【医薬品・医療機器業界の主な企業】
- 大塚HD
- アステラス製薬
- 武田薬品鉱業
- オリンパス
- オムロン
- ニプロ
ホワイト企業が多い業界
②種苗業界
種苗業界とは穀物や野菜、草花などの種子の研究や開発、生産、販売を担う業界です。
食品を作るために必要な業界であることから景気に全く左右されず、人類が滅びない限り需要は永久に無くならないのでバツグンの安定感があります。
売上の安定性は経営状況に直結。会社の経営が安定すると福利厚生を充実させたり、社員に休暇をどんどん与える”余裕”が生まれるので、ホワイトな環境を作りやすくなります。
種苗業界はどちらかといえばマイナーな存在。それ故に「知る人ぞ知る穴場業界」でもあるので、未経験者もかなりチャンスがあります。
種苗業界の主な企業は下記のとおりです。この4社は業界最大手の一流企業なので、求人を見かけたら即行動できるように覚えておきましょう。
【種苗業界の主な企業】
- サカタのタネ
- カネコ種苗
- タキイ種苗
- ベルグアース
ホワイト企業が多い業界
③化学業界
化学業界は、俗に言う化学製品の”メーカー”になります。スマートフォンから洋服、電化製品といった「製品の生産」を担う産業を示します。
代表的な企業は「三菱ケミカル」や「住友化学」です。このような企業は高い技術力が求められるので他社の参入障壁が高く、BtoBのビジネスモデルで長期間売上が安定しています。
(参入障壁やBtoBについては次の項目で解説)
先進的な技術開発に加えて安定した経営基盤があることから、未経験者でも働きやすい環境が整っています。
代表的な企業は次のとおりです。大手ほど爆益。なので化学業界のトップメーカー企業はチェックしておきましょう。
【化学業界の主な企業】
- 三菱ケミカル
- 住友化学
- 三井化学
- 東レ
- 旭化成
- 信越化学工業
ホワイト企業が多い業界
④インフラ業界
インフラ業界は生活に不可欠な電気・ガス・水道・交通などのサービスを提供しています。高い参入障壁と経済的な安定性を持ち、長く勤めたら安定して高い年収を得るチャンスがあります。
種苗業界と同様、人類が滅びない限り需要がなくならない「バツグンの安定感」が魅力的ですね。
- 公務員のように安定して働きたい
- だけど”転職”の選択肢もほしい
このような人は「インフラ一択」といってよいでしょう。インフラ業界の優良企業を下記にまとめましたが、誰もが知る名高い会社なので、求人を見つけたらすぐに応募できる準備は必須です。
【インフラ業界の主な企業】
- 東京電力HD
- 関西電力
- 東京ガス
- 大阪ガス
- 東急電鉄
- JR東海
ホワイト企業が多い業界
⑤大学業界
大学業界は、高い参入障壁と政府の税制優遇を受けられることから、労働環境が安定していてホワイト職場が多いです。
学校法人として設立する際は国の厳しい審査が必要です。したがって他業界の大企業がいきなり大学業界に乱入し、旋風を巻き起こすようなことが無いので安心できます。
さらに私立大学では、学生一人あたりから年間100万円以上もの学費(売上)を得ている事実があります。これにより、高くて安定した収入源をキープできています。
デメリットは少子化の影響で学生数が減少っていることです。実際の転職活動では大学の規模や評判をよく調べ、将来的にも安定している私立大学を選ぶことがポイントになります。
【大学業界でホワイト職場の探し方】
- 自分が住んでいる都道府県の私立大学をピックアップ
- 学生数が多い大学の上位5つを絞り込む
- 不祥事のニュースや口コミを調べ、一番安定している大学を調べる
ホワイト企業の絶対的な特徴・共通点3つ
この項目では先ほど紹介したホワイト業界の特徴をもとにして、「ホワイト企業の絶対的な特徴・共通点」を3つご紹介します。
本項目で紹介するホワイト企業の特徴を知ることで、山ほどの求人から自力でホワイト企業を探せるようになります。
前章で紹介した5つの業界にあなたの希望がなかったとしても、これから紹介する3つの項目を覚えてホワイト企業を探していきましょう!
絶対的なホワイト企業の特徴
①他社が参入しづらい
参入障壁の高さはホワイト企業の共通点。他の会社が簡単に参入できないような技術力や実績があれば、長く安定して働くことができます。
逆にライバル他社が多く、毎期、毎年厳しい競争を繰り広げている企業は労働環境が悪化しやすいです。
応募先の企業に長い歴史や高い技術力・専門性があればどストライク。他社との差別化がなされていて安定した収益を維持し、従業員に良い待遇を提供できる職場になります。
実際の転職活動では、面談の時に
「本プロジェクトについて、競合他社との差別化を図る施策をお聞きしたいです。」
と聞いてみましょう。その会社への興味関心をアピールできるのと同時に、ライバル会社の多さ・そのプロジェクトの危うさをチェックすることができますよ。
絶対的なホワイト企業の特徴
②BtoBのビジネスモデル
BtoB(企業↔企業)のビジネスモデルを採用している企業は、クライアントが倒産しない限り利益が生まれ続けます。したがって安定した働き方が可能でホワイト企業が多い特徴があります。
逆にBtoC(企業↔一般消費者)のビジネスモデルは、消費者向けの広範なプロモーション業務が必要になったり、ユーザーの声に対して素早く改善する「迅速さ」が求められます。労働環境が著しく悪化するリスクがどうしても高くなってしまうのです。
求人を見る際はこういった「ビジネスモデル」を必ずチェックしましょう。もしBtoC事業がメインの企業に応募するときは、
「実際に今回はどのくらいの人員を採用する予定ですか?」
と面談のときに聞いてみましょう。人材不足が深刻なBtoC事業の会社は高確率で残業時間が多くなるので気をつけましょうね。
絶対的なホワイト企業の特徴
③景気に左右されない
景気に左右されない事業内容を持つ企業は、安定した業績を維持しやすく、従業員も定着しやすいのでホワイト企業になりやすいです。
安定した事業はほぼ「業界」決まってしまいます。前章で紹介したホワイト業界5選のうち、
- 医薬品・医療機器
- 種苗
- インフラ
この業界に絞って求人を探すことで、公務員のような安定感と「ゆとりのあるキャリア」を手に入れることができますよ。
ホワイト企業の特徴まとめ
本記事では、ホワイト企業が多い業界・特徴をご紹介しました。
ホワイト企業といえば、
- 残業が少ない
- 休日出勤しない
- 長期休暇が取れる
このような「ワークライフバランスを整えやすい」といった特徴がありますが、実は年収アップも十分期待できますよ。
ホワイト企業は売上を社員に還元する意識が高いので、長期的に見たらブラック企業やグレーな職場で働くよりも『生涯年収』が大幅に増えてきます。
平日・休日に自分の自由な時間が増えて、さらに給料にも期待できちゃうので、文字通り人生が変わっていきますよね。
詳しくは以下の記事で解説していますが、転職に活きる”強み”は誰もが持っています年収800万、1,000万円の転職は不可能でも「ホワイト企業への転職」なら再現性高く実現できるのです。
なので転職活動に”正しく”取り組み、ブラック職場から自分の人生を取り戻していきましょうね!