- 面接試験で短所を聞かれたらなんて答えるべき?
- 長所はスラスラ言えるけど、短所って難しくない?
- ミスったら印象が悪くなりそうで怖い…
「あなたの長所と短所をそれぞれ教えて下さい」
と、転職するときの面接試験で99%聞かれます。
短所なんて聞いてどうするん…って思ってしまいますが、この質問にも企業側には明確な意図があります。
うまく回答できれば「ギャップ」の作用で短所がより魅力的なものになります。ですが、逆にモヤッとした返答をしてしまうと「自己分析ができてない無能かも…」と面接官に思われてしまうのです。
せっかく書類選考を通過したのに、たったひと言で悪い印象を持たれることだけは絶対に避けたいですよね。
この”失敗の芽”を事前に根こそぎ排除するため、本記事ではあなたの短所の効果的な回答を7つ紹介していきます。
7個の回答例からあなたに一番ピッタリな内容を1〜2個選んでスラスラ言えるようになれば、
この人はデキる。ぜひ弊社に来て欲しい…!!!!!
と、面接官のハートを鷲掴みすることができます。
丸パクリOK!短所を効果的に伝えて面接試験の壁を突破していきましょう!
面接試験で短所を聞く企業側の意図
「あなたの短所(弱み)を教えて下さい」
この質問は、人間性と客観的な視点の2つを確認する目的があります。
- 人間性
自分の弱み・短所を正直に話せるオープンな人柄かどうか - 客観的な視点
客観的な視点で自分や周囲の状況を分析できるかどうか
企業側は中途採用者に新鮮な知見やノウハウの伝達を求めています。
新卒入社の人とは違って「前職のノウハウや他業界の知見」を持ってるので、良い情報は周囲の社員に積極的に共有して欲しいと企業側は考えています。
ですが、
・おれはこの職場の新しい風だぜ?
・前職のやり方のほうが200%正しい!!!!
といった自己主張が強い人は職場の風紀を乱すので、このような人材は事前にチェックして不合格にしたいのが企業サイドのホンネ。
そこで「あなたの短所はなんですか?」と、面接試験で転職希望者に質問することで、
- この人は自分の手の内をオープンにして話してくれるか
- 自分を客観的に見て、場の空気が読める人かどうか
といった2つのことを一度にチェックすることが可能になります。
このような質問の効果的な回答は”短所を長所に変える言い回し”がベストです。次の項目で具体例を挙げていきます。
面接官が恋する魅力的な回答7選
この項目では、面接官から短所を聞かれたときの効果的な回答例を7つご紹介します。
①優柔不断
私の短所は「優柔不断」なことです。仕事では周りからの意見をつい求めてしまうので、柔軟に仕事ができる反面、ときに”優柔さ”が出てしまうことがあります。
「優柔不断」は柔軟性があることの裏返し。このように回答することで、
- 協調性・チームワークを意識して仕事ができる
- 自分の意見を押し通すことは避ける
- 人間関係のトラブルが非常に少ない
このような好印象を面接官に与えることができます。
特に20〜30代前半の人で、プレイヤーとして活躍したい人に有効ですね。
②マイペース
私はマイペースなので、どんな状況でも落ち着いて仕事ができる反面、トレンドを追いかけたり流行に乗るような「スピード感」が必要な仕事に苦手意識があります。
多くの場合、面接官は中堅クラスの30〜40代の人が努めます。この年代の人は10〜20代の流行やトレンドを追いかけるのに苦労している人がほとんどです。
なので”マイペース”という短所を上記みたいに伝えることで、
そうそう!おれも流行に乗るの苦手なんだよぉぉお
と、面接官の共感を強く引き寄せることができちゃいます。
可能なら、「子どもたちや10代の流行りについていくのってしんどいですよね…」と伝えてみるのもありです。上手くいけば面接官と会話がはずみ、後の質問を雑談感覚で話せるようになりますよ!
③自分に自信がない
私の欠点は自分に強い自信がなく、周囲の人からつい意見を求めてしまうことです。
このように伝えることで、①優柔不断のときと同様に
- 協調性を持って働ける人
- 失敗を事前に回避する意識が強い人
このような好印象につながります。
逆に「私の長所は、自分に自信があることです!」と言ってしまうと、過信で大失敗する人認定されるので要注意。
④頑固な一面がある
私の短所は頑固な一面があることです。仕事に誇りを持って働ける反面、自分のこだわりが強くなるときがあります。
物事の優先順・仕事の進め方を自分でスパスパ決められる人は、「頑固」を短所として伝えるのも有効です。上記の回答と合わせて、
「他人の意見に耳を傾けることや、自分を疑うことを習慣づけ、頑固な一面が裏目に出ないように努めています」
と付け加えれば、あなたの客観的な視点と課題対策をアピールできて好印象です。
特に社員に裁量権が与えられているベンチャー企業や、社員が10人程度の小規模企業の面接試験で、より輝く短所になります。
⑤緊張しがち
〇〇業務を✕年していますが、大きな仕事のときはいまだに緊張しています。
という短所は、責任感が年々増え続けている中堅クラスの面接官に刺さる回答です。
上記の回答に付け加えて、
「過去には緊張するプレゼンの前に、自宅で何百回もリハーサルをして本番が成功した経験があります。これ以降、大きな仕事の前では十分な準備をするようにしてこの短所を補っています」
と答えると、面接官が思わずキュンとして合格率が急上昇。入社後に恋が始まる”おもわぬ展開”にも期待できます。
⑥理屈っぽい
私の短所は理屈っぽいところです。直感ではなく論理的に考えるクセがあります。
このような短所も好印象につながります。ロジカルシンキングができる人と認定されるので、プレイヤーとして高い評価が期待できます。
一方で中堅〜管理クラスの人の場合、
この人は部下のストレスケアが下手くそかもしれない..
と面接官に思われる懸念があります。
このときの対策は、
「休憩中は頭を切り替えて、部下の気分や感情に注目するように意識してます」
と答えると、「この人は厳しさの中に優しさを合わせ持つ、理想の上司タイプだ…!!」と面接官や全米が涙する回答ができるようになります。
⑦心配性
短所は心配性なことです。確認作業に時間を要してしまう傾向があります。
このような短所は、むしろ長所以外の何ものでもありません。正確な入力作業や重要手続きを担当する『総務・経理部』への転職で積極的に使っていきたいですね。
最後に「心配性だからこそ、どんな業務にも責任感を持って仕事に取り組めます」と付け加えれば、その企業と”両想い”になって内定成就の期待が膨らみます…!
短所の効果的な回答まとめ
面接試験で99%聞かれる長所と短所。短所は必ず長所とセットでアピールすることで、
- 地元のヤンキーがおばあちゃんに優しくするような『ギャップ』
- 映画や小説レベルで感情移入してしまう『共感性』
この2つで面接官を虜にすることができます。
どの短所を選べばいいのか迷ってしまう人は、⑤緊張しがち か ⑥理屈っぽい がおすすめですよ。
自分の体験談を合わせて話すと、さらに説得力が増すのでお忘れなく!